RISEコンピュータジャパン社 ジャンク市 RISEコンピュータ社って知ってますか?私は今回初めて知ったのですが、この日本代理店で2000.6/26〜7/10までWEB上でジャンク市が開催されていました。486〜Slot1マザーが500円〜2000円だったり、各種小物、PCケースが破格で大量に出品されており、しかも1000円以上買うと送料無料という、私のような辺境ユーザー大喜びな大イベント(おおげさ)だったわけです。
今回購入したのは以下3点。全部ひっくるめて5千円。 佐川急便で届きました。
RISE 440LXマザーボード「R656」
KOUWELLPCIビデオキャプチャーボード KW-607
adaptec AIC6360L使用 ISA SCSIボード IS-520
440LXマザー「R656」
対応CPU PentiumU 233/266/300 *333MHzも対応しています! チップセット IntelLX(82443LX,82371AB) スロット PCI x 3, ISA x 4 メモリ 168-pin DIMM x 4搭載可能 オンボードIDE PCIバスマスタIDEポート x 2(最大4機器接続可)
PIO転送モード4対応
Ultra DMA/33 対応オンボードI/O シリアル x 2 (高速16550互換)
パラレル x 1 (EPP/ECP互換)
フロッピー x 1 (最大2台接続可)
PS/2マウス x 1,PS/2キーボード x1,IrDAコネクタ x 1,USB x 2VGA AGPスロット装備 BIOS AWORD BIOS を FlashROMで 搭載 (PnP/PMサポート) サイズ ATX 30.4cm x 22cm
なんと、1000円ポッキリでした。バカ安。
LXチップセットなのでベースクロック66MHzですが、一応PentiumII,Celeronの333MHzまで対応しているようです。
ISAが4つも使えるので敢えてリソースと闘いたい人に向いているかも知れません(笑)。あるいは余っているISAデバイスの差しどころに困っている人とか。…って、そりゃ俺か。
とりあえず余っている手持ちのパーツで仮組み。我が家に余っていた電源とか、HDDとか、CPUとかAGPビデオボードを差し込んで火入れ。
不思議なことに探せばこうして余っているパーツが結構転がっているものです(笑)。
起動!
あっさりセレロン300を認識。むしろ拍子抜け。BIOSは最初からリビジョン002でした。001だとセレロンに対応していないようです。問題なくHDDに入っていたWIN98が起動しました。
ちなみにこのときセレ300、Voodoo Banshee 16M AGP、64M DIMM、13GB HDD、300W電源ってな構成。このあと、余っているSB AWE32(ISA)挿して、余ってるCD-ROM、余ってるマウスを繋げました。とりあえず問題なく動作中。
あとはFDD、ケース、キーボード。これだけ買ってくればNiga Mark Xシステムの完成!
で、結局FDD(1800円)+ケース(6000円くらい)キーボード(2000円)を買ってきて、一台のマシンが完成。Niga Mark Xです。とうとう10台も作ってしまいました。スペック的にはちょっと頼りないですが、約1年半前(H12年7月現在)の標準的スペックのマシンです。まだまだ現役で使えます。
とりあえずLinuxとWin98SEのデュアルブートにして、スキャナ、デジカメが繋がるようにして、実験マシン+各種ファイル取り込みマシンとしました。当然旗艦(Mark I)とはLANで繋がっています。モニターが無いのでディスプレイ切り替え機でMark Iと共用です。
ISAバスSCSIカード 「IS−520」
2000円でした。R656の豊富なISAバスにでも挿そうかと思って購入。
商品説明には書いてなかったのですが、コネクタがMAC配列・・・。まぁいいか。内蔵デバイス用に使おうと思っていたんだし。
不思議なことに内蔵50ピンコネクタが2つ縦に並んでいます。
チップはAdaptec AIC-6360L。
購入理由はチップがAdaptecだからというのがあったのですが、見事にハズレでした。
Windows98のインストール用FDで組み込まれるドライバでは認識できません。Linuxでも認識不可でした。ガーン。Windowsでもキチンとプラグアンドプレイに対応してないみたいで・・・。「ハードウエアの追加」で散々HDDカリガリやってようやく認識。
そもそも型番のIS-520ってあらゆる検索エンジンでヒットしません。メーカーも分かりませんし。一体どういうボードなんだ!?
ISAバスボードのため、リソースの割り当てはジャンパピンで行うようになっています。しかし、マニュアルが付いておらず、WEBでも情報が見いだせず、基板にも設定方法がシルク印刷されていなかったので、設定のしようがありませんでした。そこで、RISEコンピュータにメールで要望したところ速攻でジャンパセッティングを教えてくれました。なかなか好感の持てるメーカーですね。
KOUWELL社 ビデオキャプチャ KW-607
2000円でした。すっごくシンプルな作りです。S端子、コンポジットビデオ入力端子が付いています。
デコーダーはBt848。ちょっと古いタイプのチップです。最近はこれの改良版のBt878が主流です。どう変わっているのかイマイチ分かりませんが。
ちなみにドライバはメーカーサイトにあるものでWIN98で問題なく動作しました。
キャプってみよう! メーカーサイトのドライバをインストールして、添付のユーティリティをインストールしました。マイクロソフトのキャプチャーソフトも入ります。
サイズは最大VGA(640x480)。ですが、このサイズでキャプると結構コマ落ちするようです。所詮テレビの解像度だとハーフの320x240でも結構まともに見えたりするのでキャプチャするならハーフで十分。 フルサイズはオーバーレイ表示する時に使えば良いです。オーバーレイ時はかなりなめらかに綺麗にパソコン上にビデオ画面が表示されます。パソコンモニターでTVやビデオを見るときに有効。 |
S入力端子をビデオと繋げてハーフサイズで静止画取り込み。結構綺麗に取り込めています。
画像は北海道銘菓(?)夕張メロンピュアゼリーのCM。
mpeg4の圧縮codecがインストールされていると、なんとリアルタイムでmpeg4キャプチャが可能です。CPUパワー依存型ですが、かなりファイルサイズが小さくなるので実用的になります。
CPUパワーがある程度あれば、は650MBで2時間録画可能。
動画キャプチャー設定画面。
ハーフサイズ(320x240)、フレームレート15fpsで、直接HDDに記録、mpeg4のリアルタイムキャプチャ(ビットレートはデフォルト)としてキャプってみましたが、かなり綺麗です。十分ビデオデッキ代わりに使えます。ヘタなハードウエアMPEG1エンコーダーなんかよりも綺麗な気がします。
もちろん音声もシンクロして記録可能(サウンドボード経由)。ただし、こちらはリアルタイム圧縮できないようです。
これは結構実用的です。以前はMPEGエンコーダは専用チップのリアルタイムキャプチャが良いと思っていたのですが、CPUパワーが上がってくると逆にソフト圧縮の方が融通が利いて良いなと思いました。CPU換装などでパワーが上がれば設定変更で画質も向上できますし。
2000円にしては十分実用的なアイテムでした。これは買って正解。
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