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本機はFT232HLモジュールを使用したMAmi-VSIFドングルのキットです。従来品でも十分にリアルFM音源によるVGM演奏をお楽しみいただけますが、データ量の多いPCMデータが含まれるMegaDriveのVGM再生時にテンポの乱れが発生することがあります。本機は高速版のFT232Hモジュールに対応しており、通信速度の向上が期待できます。高速性能を発揮するためにはMegaDriveやMSX turboRでのご使用を推奨します。Z80搭載MSXでもご使用になれますが、CPU性能が足を引っ張るため従来品と比較して実効速度はほとんど変わりません。 |
別途Adafruit社のFT232Hモジュールが必要です。2025年3月現在、下記ショップで取り扱いがあります。
秋月電子のAE-FT232HL(FT232HL ハイスピードUSBシリアル変換モジュール)はピン配列が異なるので使えません。
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FT232Hモジュールに添付されているピンヘッダは11pにカットしてください。付属していない場合は別途用意してください。 |
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ピンヘッダの長いほうを本キットの基板に差し込み、足を根本から切断します。 | |
このくらい短くカットして大丈夫です。 |
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斜め実装にならないように注意しながら、スルーホールに半田を流し込んでください。 |
Dサブコネクタを差し込み、まずは1本だけ半田付けして位置決めします。 スルーホールに半田ごての先端を押し当てながら半田を流し込むと良いでしょう。 |
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Dサブコネクタが基板に対して垂直になっていることを確認します。曲がっていたら修正します。 |
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正しく位置決めできたら残りのピンを半田付けします。半田はこのくらい多めに盛ってください。隣のスルーホールと近いので半田がブリッジしないように注意しましょう。 ここにはコネクタの着脱負荷がかかりますので、半田量が少ないと後から剥離しやすくなります。 |
MSX/MDモード設定用のピンヘッダを実装します。垂直になっていることを確認しながら作業してください。 |
最後にFT232Hモジュールを実装します。 万が一逆向きに実装してしまうと極めて修正が困難です。シルクにプリントされた信号名が一致しているかどうか確認しながら実装しましょう。 |
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FT232Hモジュール上のon/off スイッチはoff側にしておきます。ここまで出来たら一旦動作チェックしましょう。 |
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JP1〜JP3のMSX/MDモード設定用ジャンパーピンは使用する機種に合わせて3本とも正しい位置に差し込んでください。どちらか分からなくなったら基板の裏面に各設定のショートピンがプリントされていますのでそれに従ってください。 画像のように3本とも左側ショートにするとMSXモードになります。MDモードは右側ショートです。MasterSystemやMk3で使う場合はMDモードに設定してください。 ここを間違えると動作しないばかりか、故障の原因になります。特に使用機種を変更する場合は設定を忘れがちなので注意してください。 |
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itokenさんのGitHUBから最新版のソフトウエアをダウンロードして本機とMD、PCを接続して音出しをしてみてください。使い方の基本はこちらの説明書と同じですが、FTDI Clkは232Hの推奨値で設定してください。上画像では”9”が推奨値となっています。この値はソフトウエアのバージョンによって変わる可能性があります。 |
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itokenさんのGitHUBから最新版のソフトウエアをダウンロードして本機とMSX、PCを接続して音出しをしてみてください。使い方の基本はこちらの説明書と同じですが、FTDI Clkは232Hの推奨値で設定してください。上画像では”32”が推奨値となっています。OPMやOPNAなど、他のMSX対応音源を接続する時も同様にします。この値はソフトウエアのバージョンによって変わる可能性がありま す。 |
動作に問題ないことが確認できたら熱収縮チューブを被せてオーブンで焼きます。半田の融点を超えると部品が剥がれてしまいますので、チューブが適当に収縮した頃合いで取り出してください。 |
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