ウクレレを弾こう!

とっても簡単です


DiXON社 「RU-801」

 あれは94年の春のことでした。巷で第一次ウクレレブーム(勝手に命名)が来る直前くらいだったかな。実家の近所のデパートの楽器店にウクレレが売っていたんですよ、しかも3千円で! うぉ!ウクレレってこんな安いの!? って感じで、オモチャ感覚で購入しました。


マッハで購入

全体像

やっぱ、ギターと比べるとかなり小さいです。全長53.5センチ。3000円と破格だけあって、作りもちゃちですが・・。まぁ、値段が値段なので文句は言えません。ウクレレって楽器もピンからキリまであり、数万円ってのもザラです。やはり3000円は破格でしょう。

ちなみにMade in TAIWANです。さすが台湾。「安かろう悪かろう」は任せろって感じですか(爆)。

とはいえ、楽器としては十分実用レベルです。

 ネックとレッテル

弦はナイロン弦。購入店に張り替え用の弦はないかと聴いたら「ない」だって。でも5年たってもまだ一本も切れてません。

素材はさすがに安いだけあって、まるでベニヤ板。っていうかベニヤ板そのもの。本格的なウクレレは「コア材」ってのを使うらしいですが、まぁオモチャですから細かいことはどうでも良いです。ネックの素材は不明ですが、まぁ良い素材を使っていないことだけは確かでしょう。やたらネックが重くて重量バランスが悪いです。

ネックの塗装もいい加減で、弾いている内にハゲてきました。まぁオモチャですからいいですけどね。

楽器選びの注意点

糸巻きですが、ウクレレは2種類あります。ウォームギアを使って戻りを防ぐタイプと、ギアを使わず直接弦を巻き取るタイプ。今回購入したのはギアを使うタイプ。こっちの方が弦の戻りがないので調弦しやすいと思います。

あと、ブリッジ(糸止め)の部分ですが、弦の中心線に対して90度に取り付けられているものを選びましょう。この楽器を含め、安い楽器はここの取り付けがかなりいい加減です。ここが正しく取り付けられていないと、フレットを押さえたときに微妙な音程のズレを生じます。まぁ、その間抜けなズレがウクレレっぽくてグーなのかも知れませんが・・・。

教本

 ウクレレ買った楽器店にて一番良さそうだったので購入。後で知ったのですが、バッキー白片先生はハワイアンを日本に広めた第一人者だった人です。

この教本はハワイアンをはじめとするいろんな曲が簡単なフレット図と共に載っており、即実戦で役に立つ教本でした。

これを元に、速攻でウクレレを練習。モノの数時間で数曲をマスター。ギターやってたおかげでマッハで習得です。

 奏法は基本的にギターと同じ。弦同士の関係もギターの上4本と同じ。ちなみに下からソドミラです。不思議な感じがするのは、一番下のソが一番高いラの一つ下の音であること。一番下に張ってある弦が一番低い音ではないのです。最初は張り間違いかと思った。

 弾く時はギターのコードの上四弦分の押さえ方できちんとコードになります。調が違うので同じコードにはなりませんが。たとえばギターのGの押さえ方だとCのコードが出ます。だからギターやってた人は速攻で習得できること間違いなしです。

しかし・・・

し、師匠ぉ〜!!!(涙)

94年7月13日、我がウクレレ師匠バッキー白片先生、他界。謹んでご冥福をお祈りいたします。

読売新聞 94.7.14より


簡単簡単

 このウクレレは3千円という値段の割にはしっかり楽器として通用する実用性の高いものでした。ギターに比べるとフレット間隔が短く、しかも4弦しかないのでコード押さえがはるかに簡単で、ギターをやったことの無い人でもそう難しく習得できるのではないでしょうか。無論ギター経験者はマッハで習得できます。まぁ、コード以上のソロ曲をやろうという話になると、そう簡単にはいかないでしょうがね。

 私は大学祭で、ヴァイオリンを侍らせて流し演奏をしたりしてこの楽器を使いました。なかなかウケは良かったです。

 何より3000円で買える楽器なんてそうそうあるもんじゃないです。なにか楽器を一つ覚えてみたい!って人には気軽にお勧めできる楽器ですね。万が一習得できなくても損害額3000円ですし(笑)。

さぁ、今すぐ楽器店に走れ!


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