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〜激安サラウンドシステムの構築 パート2〜


オウルテック社 Low-Pitched Sound [WOOFER]

前回のサブウーファーの一件で激安サラウンドシステムを構築したにがですが、このシステムに障害が発覚! なんと、冷蔵庫の自動電源ON-OFFによってブチブチノイズが乗りまくりなのです! 多少とかいう次元じゃなくて、ブチブチうるさいのなんの。気になって気になって落ち着いてmp3も聴いていられません。

このトランスによる電源が原因であろうと勝手に断定した私は、電源の交換という暴挙に出たのです。


電源回路をテキトーに解析してみよう

 直流電源発生のメカニズム

 トランスでは100VのAC電源を12VのAC電源に変圧していました。交流→直流変換は上の回路図のようないわゆる「ホイートストンブリッジ」で行われていました(高校の物理を思い出しますな)。写真の赤丸の中にダイオードが8本並んでいますが、これが該当します。この他に220μFの電解コンデンサが乗っていました。ホイートストンブリッジで発生させた直流は電圧が波状で安定していないのでコンデンサでその波を吸収してやろうということです。回路図通りに組むとダイオードは4本でいいはずなのに、何故8本なのかはよく分かりません。


移植!移植ぅ!

 用意したのは、秋月電子店頭で売られていたスイッチング電源。確か300円くらいで売っていたと思います。(500円くらいかも)。+12Vと+5Vが取り出せて1A使えます。かなり汎用性が高いです。9Vとか使いたいときには3端子レギュレータで降圧すればOK。ちなみにPCの外付けHDDとかのストレージデバイスにはこれと似たような電源が入っています。

 よく分かりませんが、これを使えば「トランスとホイートストンブリッジの直流回路」よりはなんとなく安定しているような気がします。ってゆーか、よく分からないのでとりあえずやってみましょう。

 トランスを撤去したのち、この電源の12Vをアンプ基板に供給。とりあえず動作確認。

 出力的には問題なく音が出ました。使用中の電圧を計測してみたところ、だいたい11Vくらいのようです。まぁ、普通に使う分には問題ないでしょう。いえ、なんとなく。

 試しにACアダプタでもやってみました。3V〜12Vを1.5V刻みで設定できるマルチACアダプタ(600mA)にて。こちらもとりあえず音を出すのは問題なし。電圧も12Vで問題なし。

 スイッチング電源で使えそうだったので、とりあえず、トランスをスイッチング電源に入れ替えて固定。適当な留め具が無かったのでテキトーな段ボールをネジ止めして固定。まぁ、しばらくは大丈夫でしょ。まさか発火したりしないだろうなぁ・・・・。


ということで使ってみました。

  今回の電源入れ替えの最大の目的はブチブチノイズの除去。さてさて・・・・。冷蔵庫ON-OFFでどうなるか・・・・。

 ガーン! 完全には消えない! トランスの時よりは軽減したような気はするものの、依然として冷蔵庫の動作によってブチブチノイズが入る事実は変わりませんでした・・・。うーむ、スイッチング電源に変えただけではノイズ対策としては甘いようです。コンデンサでも噛ませなければならないかな。電源とノイズに詳しい方、教えてくださいませ。

 今度暇があったらACアダプタでブチノイズが消えるかどうか試してみようと思います。こっち(ACアダプタ)の方が良いかなぁ・・・。


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