ご注意
改造にはそれなりの電子工作のスキルが必要です。目安としては、片面基板のDIPパッケージのICを無傷で外せる程度です。作業には一般的な半田付け用の工具が必要で、特に半田吸い取り器は必須です(シュッポン吸い取り器でOK)。内部配線用のワイヤーは添付しませんので各自で用意してください。3倍速クロックアップ機能を使う場合は、高速クロック対応のCPUが別途必要です。 本改造キットにアフターサポートはありません。この記事を最後までお読みいただき、ご自分のスキルで取り付け可能と思われた方のみお買い上げください。 |
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OPLL増設基板をメインボードに取り付けたICソケットに装着してください。ピンが曲がらないように上からまっすぐに差し込みます。 後から基板を引っこ抜く時はピンを曲げやすいので特に注意してください。ピンは数回曲げ伸ばしをすると折れます。折れると修復がかなり困難です。 |
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OPLL増設基板のソケットにCPUを差し込みます。 クロックアップ機能を使わない場合は、元のCPUを再利用できます。 |
クロックアップ機能を使う場合は高速クロック対応のZ80互換CPUが必要です。上3つは3.58MHz品なのでクロックアップに対応していません。 TOSHIBA TMPZ84C00AP-8は8MHz品です。この個体はヤフオクで入手したもので、10.74MHzでも動作しましたが定格外の使用になります。 Zilog Z84C0010PEGは10MHz品です。MOUSERで入手したもので10.74MHzでも動作しました。2021年9月現在Digikeyやマルツでも購入できます。 |
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2021.10.8追記
Mk3メインボードに左画像のダイオードが実装されていると、換装した高クロックCPUが動作しないという報告がBBSにありました。CPUを換装する場合はこのダイオードを除去してジャンパー線でショートしてください。 このダイオードが実装されているとCPU駆動電圧が約0.8V低下し、CPUが定格外動作になります。元々実装されていたZ80互換CPU(uPD780-1)は動作するようですが、換装するCPUによっては4.2Vでは電圧不足で動作できないことがあるようです。 このダイオードの存在理由など、詳しいことは改造記事後編に記載しています。レトロ堂さん情報提供ありがとうございました。 |
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1プレーヤー側のトリガーボタンを押しながら電源を投入することで、FM音源の無効化とクロック設定が可能です。何も押さなければFM音源有効、ノーマルクロックです。A(1)ボタン押下でFM音源無効。B(2)ボタン押下で高速クロックで起動します。高速クロックでの動作中は、OPLL増設基板上のLEDが光ります。 OPLL増設基板の半固定抵抗でOPLLサウンドのボリウムを調整できます。DCSGサウンドと同じくらいの音量になるように調整してください。 うまく動かない時はメインボードのCPU周りのパターンを痛めていないか、配線は正しく繋がっているか、半田が隣とブリッジしていないか等確認してください。 設定通りに機能することが確認できたら、分解と逆の手順でケースを閉じてください。完成したあなた、おめでとうございます。 |
高速クロックで動作させる場合、MK3の純正ソフトではマスクROMが速度に追従できないことがあるようです。 そのような場合、ROMデータを吸い出して似非SGROMに書き写すことで動作可能になることがあります。すべてのソフトで動作を保証するものではありません。 こちらの作品も家電のKENちゃんさんを通じて頒布します。品切れの際はご容赦ください。 |
お約束ですが、この記事を見て修理・改造などを行い故障やその他問題が発生しても当方は責任を負いません。各自の責任において情報を広く集めて行うことをおすすめします。
この記事の内容は個人の憶測や見解の誤りを含んでいる可能性があります。内容についてメーカー各社に問い合わせるのは止めましょう。
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