ラジオ直した

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先日話題にした、Aceの8石ラジオの修理を行った。音が割れてマトモに聴けなかったので、電解コンデンサを全て(4個)交換。さらにイヤホンジャックを紛失していたので、これを取り付けた。

8tradio01.jpg

電解コンデンサは手持ちの適当なものを使ったが、同じ規格でもサイズが小型化されてることに時代の流れを感じる。半田面は当時の拙い技術により、かなり酷いことになっていたので、全面的に半田付けをやり直した。

元々イヤホンは2.5mmモノラルプラグのマグネチックイヤホンが付属していたのだが、残念ながら紛失。今時2.5mmのイヤホンはあまり見かけないし、2.5mmイヤホンジャックを扱っている店も少ない。3.5mmに付け替えることも考えたが、たまたま科学教材社の通販で適合しそうなジャックを見つけたので、オリジナルに近い状態で復活できた。

再調整して聴いてみたところ、スーパーヘテロダイン方式なだけあって、放送局の選択度はかなり良くバリコンの調整がシビアすぎるくらい。感度も良好でボリウム絞り気味でも五月蠅いくらい良く鳴る。ただし、スピーカーや箱が安っぽいので、高音がキンキンと耳障りな感じがする。スピーカー出力にコンデンサを取り付けて高音をカットしたほうが聞きやすくなりそうだ。

8tradio02.jpg

ちなみに、科学教材社のCHERRYの8石ラジオの在庫が復活したので、これも入手してしまった。筐体の大きさはAceの8石ラジオとほぼ同じ。中身もほとんど同じだと思う。ついでに、電子工作マガジンに基板が付属していた2石レフレックスラジオやICラジオを作るためにいくつかの部品も注文した。

今やAMラジオは実用的なものでも100円ショップで売られており、部品を集めて作ることに学習以外の意味は無くなっている。そんな時代にラジオのキットの需要なんて僅かなものだろう。それでもエレクトロニクスを学ぼうとする者のためにこれだけのキットを用意しているメーカーや販売店には頭が下がる思いだ。

ちなみに昔作ったHOMERのワイヤレスマイクWL303(参考リンク:ワイヤレスマイク研究室)のような小型のワイヤレスマイクも売られていたので注文しようとしたら残念ながら品切れだった。WL303は中学の頃に作ったのだが、お値段1000円程度と買いやすい値段で、しかも小型高性能で、小さな音もよく拾うし飛距離200mを謳っていた。当時の雑誌広告には「盗聴器に最適」などと書かれていたが、今ではそんなことは書けないだろうな。そもそも電波法だかなんだかでFM帯にこれほどの飛距離を持つ電波を出す装置はもう売れないだろうし。回路図があれば再現してみたいが、残念ながら見つけられなかった。

なお、今回入手したCHERRYの8石ラジオは子供が大きくなってから一緒に作ろうと思い、しばらく寝かせておくことにした。買えるうちに買っておかないといつ入手できなくなるか分からないから。

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にがHP(母屋)

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このページは、にがが2010年5月28日 22:36に書いたブログ記事です。

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