次期サーバーの筐体だが、PS2(初期型)のガワの上半分が余っていたのでこれを利用することにした。以前にブルースケルトンのガワに交換した時に余ったものだ。こんなこともあろうかと、電源スイッチは以前にオークションで入手していた。サーバに必要最低限の装備であれば、PS2の上半分に全て収まる。HDDは3.5インチだが、MAXTORの薄型ドライブを使えば丁度良いことが分かった。
週末に一気にバックパネルを作って、コネクタ類を固定した。ボトムプレートも形だけ切り出し完了しているので、後は固定用のネジ穴を開ければ筐体は完成の予定。
ところで、3.5インチドライブは電源電圧+12Vを要求する。いつもは、3端子レギュレータとリレーを使ってでテキトーに製作していたが、サーバーは24時間稼動させっぱなしなので、できるだけ消費電力は低く抑えたい。シリーズレギュレータは電圧の差分を熱として捨てるので、非常に無駄が多い。そこで、今回は秋月電子で売られているスイッチングレギュレータモジュール(HP12001M)を使うことにした。以前に壁掛けLCDの製作でも使ったものだ。
まず、実装面で有利(小さい)な1A版のモジュールで製作してみたが、なんとHDDがスピンアップしない! Hage88さんのBBSで聴いてみたり、いろいろ調べてみたところ、どうやら今回採用のMAXTORのドライブ「2B020H1」のスピンアップ時の電流は2.05A必要とのこと。以前にもMAXTORのドライブで似たような経験があるが、もしかするとMAXTORドライブはスピンアップ時に大電流を要求する傾向があるのかも。
http://www.maxtor.co.jp/documentation/data_sheets/fireball_541dx_datasheet.pdf
そこで、動作確認のために2A版で同様の回路を製作してリトライ。今度はキチンとスピンアップした。画像はその時のもの。コンデンサが外にはみ出していて、デカイヒートシンクと一体になったブツがソレ。デカいので実装には工夫が必要だろう。データシートによると、このHDDは12V 2A必要なのはスピンアップ時のみで、通常は260mA程度らしい。いっそのこと、ヒートシンクを切りつめてしまおうか…。
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