トミカ博いってきた

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1月8日からアクセス札幌で開催されているトミカ博に子供を連れて行ってきた。タカラトミーのトミカ&プラレールのイベントは年に2回あり、北海道では1月にトミカ博、8月にプラレール博が開催されるのが毎年のパターンである。私はプラレール博は過去に2回参加しており、トミカ博も今回で2回目だ。ちなみにトミカとプラレールで遊戯人口を比較すると圧倒的にトミカの方が多いのだそうだ。それに加えこの時期の北海道は他にイベントらしいイベントが少ないためか、会場は昨年同様に大変混雑していた(プラレール博の方は例年それほどの混雑ではない)。

駐車場も混雑するため、毎回この手のイベントは開場と同時に入場できるくらい早めに出発していたのだが、今回は昨日からの積雪の影響でスタートで遅れをとってしまった。ガソリンが残り少ないことに気付いたり、途中で腹痛を起こしてコンビニに駆け込むなどのアクシデントを経て、結局開場時刻30分遅れで到着。最寄の駐車場は既に満車であり、やや遠いところに駐車する羽目に陥ってしまった。氷点下の寒さの中、凍結路面を歩くのはちょっと辛かった。

入場にはチケットが必要であり、当日券を買うと大人900円、3歳以上700円もするのだが、開催前にコンビニで前売り券を買っておいたので各々200円引きであった。有料入場者には一人1台のトミカがもらえるのだが、貰えるのは「TDMハヤテ」という架空の車種1種類だけと決まっている。家族で行くと同じトミカが何台にもなってしまうので多少は選べるようにして欲しいものだ。なお、プラレール博でも入場者に1両のプラレール車両が貰えることになっており、これは例年特定の編成の中間車となっている(昨年はN700系新幹線、一昨年は東京メトロ銀座線)。中間車だけ持っていても仕方ないのだが、先頭車を含むセットを買えば、通常販売されていないような長い編成を作れるというメリットがある。つまり、販促を兼ねているやり方で商売としても上手いと思えるが、トミカは1つの車種は1台で充分だ。

さて、会場入りしたところでとりあえず展示スペースは素通りして速攻でアトラクションゾーンへ赴きプレイチケットを購入した。回数券形式のチケットが11枚つづりで1000円で売られており、これを2000円分購入(後でバラ売り2枚追加購入)した。チケット4枚でミニゲームが1回できるので、「トミカ釣り」x2人、「トミカスタンドへようこそ」(スロットゲーム)x2人、「トミカスライダー」、「トミカゴールできるかな?」(いずれもトミカをゴールまで走らせるゲーム)を各1回子供にやらせてみた。ゲームはミッションをクリアすると、メッキされた特別仕様のトミカが貰えるというもので、クリアしなかったとしてもハズレトミカ(これも一応会場限定品のようだ)が貰える。

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左から、トミカスライダーのハズレ品のスバルレガシィツーリングワゴン(アタリはメッキ仕様のバス)、トミカスタンドへようこそのアタリ品のゴールドメッキプリウス(ハズレはタンクローリー)、トミカゴールできるかな?のアタリ品メッキ仕様スズキキャリィ(ハズレはダンプカー)である。

「トミカスライダー」というのはトミカを坂から一直線に滑らせて、途中に設けられている細い橋を渡らせ、1段高くなっているゴールへ導くというゲームである。勝負はトミカをスタートさせる位置、向いている方向で決まる。さほど難しくないようにも思えるのだが、実際にはトミカはなかなかまっすぐには滑り降りてくれず、路面のわずかなギャップですぐに横にそれてしまう現象が見られた。橋が細いこともあり、非常に難易度が高いようで滅多にアタリは出ていなかった。3歳児にやらせたら案の定ハズレであったが、大人がやっても難しいゲームだったので致し方ないだろう(ハズレ品のレガシィも悪くない、と納得させる)。

「トミカスタンドへようこそ」は絵柄2種x3列のスロットゲームである。絵が全部揃えばアタリとなるルールで、確率論的に言えば1/4でアタリが出る仕組みになっている。やり方はスロットに初速を与えて止まるまで黙って見ているだけ、という動きを3列分繰り返す。理論的にはスロットを回す力加減で、狙ったところで止めることも不可能ではないだろうが、それには相当の熟練が必要と思われ、実際に会場で何度も試行してテクニックを修得することはまず不可能である。よって、誰がプレイしても結果に差は出ず、実際4人に1人くらいの確率でアタリが出ているようだった。これを2歳と3歳の子供にやらせたらなんと、どちらもアタリを出してしまった(!)。片方はハズレでもよかったのだが、メッキ限定品はレアだからまぁいいや。

「トミカゴールできるかな?」というゲームは「びゅんびゅんサーキット」を利用したゲームだ。トミカをスタートさせた後、サーキット2周分の走行を経てゴール直前に設けられている自動的に開閉を繰り返すゲートをタイミングよくすり抜けてゴールまで持っていければクリアというルール。自動開閉ゲートは、およそ2秒のうち0.5秒だけ開くようにできており(duty比1/4、 0.5HzのPWMな動き)、duty比だけ考えれば確率1/4程度でアタリが出るはずだ。しかし、実際には、ゲートが開いている0.5秒の間に車が通過しきれずコケる現象がしばしば見られ、アタリが出る確率はもっと低いようであった。おそらくゲートの通過速度に対してトミカ全長が無視できない長さであることが関係しているのだろう。トミカをスタートさせるタイミングで勝敗が決まるので、これを操作すれば勝率をアップさせることもできるように見えるが、実際のびゅんびゅんサーキットは路面や車輪のわずかな状況の違いや途中に設けられている加速器との微妙な接触状況によって走行速度にはかなりのバラつきが発生するため、タイミングを狙ってスタートすることは事実上不可能に思われた。従って、誰がやっても結果に差は出にくく、たぶんアタリは出ないだろうと思って3歳児にやらせたところ偶然にもうまくゴールしてしまった。ラッキーなやつだ。

結局、4プレイ中3回もアタリがでたわけで、確率的にはかなり幸運だったということになる。

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トミカ釣りは2歳児には無理そうなので3歳児とカミさんにやらせてみた。3歳児のほうは苦労しながらなんとか2台釣り上げていたようだ。この日の最高記録15台を超える台数釣り上げると特別賞が貰えるようだったが、そんなん無理だっての。釣ったトミカの中から1台貰えることになっており、貰った景品はラーメン屋台とローラー車。レースカーがあればよかったのだが、釣堀に入っていたトミカは他に消防車、パトカー、トラックといったあまり魅力を感じないラインナップだったので、これ以上はやらなかった。

このほかに、「トミカ組立工場」というのがあり、パーツをいくつかのバリエーションから選んで自分だけのトミカを作るというコンセプトのようだったが、車種に魅力を感じかなったので今回はパスした。「乗れるトミカ」というのもあったが、ショッピングセンターのゲームコーナーでよく見かけるタイプのものとほぼ同じなのでわざわざ15分も並んでまでやるもんじゃないと判断してこれもパス。

展示コーナーの方は、絶版となったトミカや、実物大F1ぽいハリボテ、びゅんびゅんサーキットで再現した鈴鹿サーキットの他はあまり見るモノなし。プラレール博は巨大なレイアウトにある程度のインパクトがあるのだが、それに比べるとトミカ博は地味な印象だ。

出口前には巨大な物販コーナーがあり、現行のトミカ、プラレールの製品はほとんど売っているのではないかというくらいの充実したラインナップではあるが、全部定価売りであるからして、わざわざここで買う意義はない。買うとすれば会場限定品だが、プラレール、トミカともにあまり目新しいものがなく、ごくわずか追加された新しいラインナップにも魅力を感じなかったので今回は何も買わなかった。さすがにこれ系のイベントに4回も連続して参加すると、欲しいものは既に持っているという感じになってしまった。もっとレースカーが充実していれば買っていたかもしれない。

これまでこのイベントはカミさんが疲れた顔をするので長居ができないのが常であったが、今回はカミさんがプレイ中のDSドラクエの「すれ違い通信」とかいうのでなにやらいいことがあったらしいので気がラクであった。さすが子供向けのイベント会場なだけあって、DS持参ですれ違いしてくるユーザーが結構居たようだ。

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このページは、にがが2010年1月11日 21:19に書いたブログ記事です。

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