夕張メロンといえば、今や全国的なブランドメロンとなっている(と思う)が、実は今住んでいる所は夕張市に割と近いところだったりする。そのせいかこの時期に食料量販店に行けば必ずといって良いほど夕張メロンが売られているのだが、ブランド物だけあって地元でも安く買えるというわけでもなく、日常的に気軽に買えるお値段ではない。
ところが、近所のSPARで夕張メロンの優品が798円で売られていたのをカミさんが捕獲してきた。夕張メロンには4等級あって、優は下から2番目らしい。とはいえ、収穫されるメロンの多くは優品であり、ことさら品質が悪いというわけでもなく、普通に買えば2000円は下らない高級品だ。
メロンを美味しく食べるには食べ頃を正しく把握することがカギとなる。ネットで調べてみると夕張メロンはその他のメロンとは異なり、収穫して数日で急速に熟成が進み皮が黄色くなり、濃厚なメロンの香りを放つようになってくる。ちょうどこの頃合いが食べ頃らしい。おしりの部分を押して弾力が出た頃と書かれているサイトもあったが、夕張メロンについてはおしりの固さにはあまりこだわらなくても良いようだ。昨日から皮が黄色くなっていたので今日切ってみたところ、ちょっと熟れすぎかな?という感じ。甘さはそれほど強くはなかったが、それなりにおいしくいただけた。
ところで謎なのはスーパーで売れ残った夕張メロンの行き先なのだ。収穫後数日で食べ頃になり、さらに数日で売り物にならなくなってしまう高価な夕張メロンを扱うことは販売店も相当なリスクを負うはずだ。ウチの近所では普通のスーパーに数多く並んでいるが、値段が値段だけにそんなに売れる商品とは思えない。よって時期がすぎて売れ残るメロンが相当量あるように思えるが、見切り品として安く売られているのを見かけることがまずないのだ。売れ時を逃したメロンは一体どこに行っているのだろう?
ブランド品を安売りしないというポリシーがあるのかもしれないが、もしかすると売れ残りのメロンを組織的に買い上げるシステムがあって、コレなんかに再利用されているのではなかろうか??などと勘ぐってみたりする。