夜間の室内で子供をデジカメで撮影するときに、どうしても子供が動くためブレてしまう。今まで使っていたデジカメは3年前に購入した松下のLUMIX DMC-F1なのだが、こいつは手ブレ補正もない時代のもので、昼間の撮影でも子供が動くとブレブレの写真になってしまい、なんとかならんものかと思っていた。
そこで、良いデジカメはないものかと調べてみた。手ブレ補正だったら松下のLUMIXシリーズが光学式ブレ補正で突出しているということだったが、問題の本質は「手ブレ」よりも「被写体ブレ」であるので、手ブレ補正では解決できず、シャッタースピードを速くしないと意味がない。そのためには高感度なCCDが必要となる。
調べてみると、富士フィルムから出ているFinepix F30というデジカメは1/1.7型の大きなCCD(普通のコンパクトデジカメは1/2.5)が採用されており、高感度で撮影してもノイズが少なくブレにくいということだった。他社製品と比べて高感度という点で抜きんでており、自分の要求に応えられるのは現時点ではこの機種しかないようだった。
価格を調べてヤマダ電器へ行ったところ、本体44000円の22%(-9680円相当)ポイントバック、または512MBのXDカード付きで42000円の5%(-2100円相当)ポイントバックで、+2000円で1GBのXDカードに変更可とのこと。XDカードはネット通販で1GBが6000円強が相場のようだがヤマダでは7980円の10%ポイントバック。ネット通販での価格(単体で33000円弱)を武器に交渉したら42000円で22%ポイントバックでも良いとのこと。1GBのカードを含めてほぼ4万円相当ということになった。この値段だったらネット通販と比べても悪くないと判断した。
当たり前だが使い勝手は3年前のデジカメに比べるとかなり進化していた。撮影モードも多く、設定を追い込めば自分好みの絵で撮影可能だし、何も考えずにストロボを焚いても白抜けしたりせず割とナチュラルな色合いで写る。高感度ISO3200モードはさすがにノイズが増えるが相当薄暗い部屋でも明るく撮れるのには驚いた。ISO1600モードもザラザラ感が出てしまうが、充分実用に耐える絵ではなかろうか。夜間の室内ではISO1600での撮影というのが自分にとっての落としどころのようだ。全くブレないということはないが、これまでほどブレに神経質にならなくてもよくなった。なかなか良い買い物をしたと思っている。
コメント(4)
コメントする