先日のフェバリットのミニダイナソーペイントコンテストの賞品「1/20 ティラノサウルス スケルトンモデル」が届いた。本当はもっと前に届いていたんだが、いろいろあってちょっとおサボり。
全長65センチなだけあって箱のサイズは結構なもの。上に乗っているのが前回の賞品のトリケラトプスの箱。ご丁寧に段ボールの上からエアキャップに包まれて配送されてきた。中には一回り小さい発砲スチロールの箱がさらにクッションによって段ボールに納められていた。
発泡スチロールの箱を開けたところ。スポンジのクッションに守られてビニール袋に入っ ており、かなり厳重に梱包されている。
取り出して横から見た。当然ながら尻尾を持ち上げている今時のスタイルで、片足を上げて歩行しているようなイメージになっている。ちなみにほとんどの博物館で展示されている骨格模型は既にこのようなスタイルに改められているが、未だに尻尾を引きずった格好で展示しているところもある。滝川市美術自然史館ではもう割り切っていて「昔はこんなふうに尻尾を引きずって歩いていたと思われていたんだよー」というノリで展示している。
顔の造型。眼窩や副鼻腔(?)内側のゴツゴツした構造もキチンと作り込まれているようだ。
ティラノサウルスの歯は折れたり抜けたりして生え替わるようになっているそうで、模型の歯も実際の化石と同様に不揃いになっている。
頚肋骨はまとめて頸椎と一体成型となっており、実際の化石標本より骨太な印象。ここが繊細に作り込まれていればスケール感もアップすると思われるが、そうすると破損のリスクが格段に高まるので完成品モデルとしては致し方ないところか。
人間で言えば肩甲骨から鎖骨、胸骨にあたる部分。模型では上肢の骨格は完全に体幹から離れて浮いている構造になっている。人体では鎖骨と胸骨、肋軟骨を介して体幹と繋がっているが、恐竜に肋軟骨は無かったのだろうか?
尻尾は思いの外長く、ピンと伸びていてスマートな印象。ティラノサウルスってこんなに尻尾が長いのかと再発見した次第。
結局コレクションキャビネットには収まらないため、階段踊り場の本棚の上にトリケラトプスと並べて置いてみることにした。子供の手が届かないところなので壊される心配はないが、剥き出しなのでホコリが被る問題はある。ガラスケースを作って入れても良いが、光の反射で見づらくなるし、博物館の展示も基本剥き出しなのでこれでいことにした。夜間に見ると、シルエットが浮き上がって雰囲気満点であり、ちょっとした博物館気分を味わえる。
こんなにスゴい骨格模型を頂いてしまい、フェバリットさんありがとうございました。せっかくなので肉付き模型のデスクトップモデルと並べてみたくなったのですが、塗装は自分でやりたいので未塗装ホワイトモデルを再販してくれないかな...等と要望を出してみたりします。