恐竜のペイントコンテスト 再び

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先日フェバリットの恐竜ペイントコンテストで賞を頂いたことはここで書いたが(賞品はこちら)、調子に乗って「第2回ミニダイナソーセット ペイントコンテスト」にも応募してみることにした。ミニダイナソーセットは夏休み期間の恐竜イベント会場などで探したのだが、残念ながら売っているお店が無かったのでamazonで購入した。定価販売(1,680円)であったが、この値段だと送料がかからないのは有難い。ちなみに先日札幌の書店「ジュンク堂」に行ったら新たにフェバリット製品の取り扱いを始めたようで、ミニダイナソーセットのほか、恐竜ビニールモデルも各種入荷していた。

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ミニダイナソーセット(画像はメーカーサイトより引用)

今回も何か受賞できればいいなと思い、セット賞も狙えるように5体テーマを決めて塗装をすることにした。「動物園」というテーマも考えたが、これまでの応募作品で動物を模したものは既に何度かあったようなので、今回は「熱帯の恐竜」と称して熱帯魚のようなメタリックベースの煌びやかなカラーリングを目指すことにした。

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この手の型抜きフィギュアは表面に離型剤が残っていることがあり、そのまま塗装すると塗膜が剥がれる恐れがあるため、全体を歯ブラシと台所洗剤で洗浄した。、充分に乾燥させた後、サフ(クレオスのMr.サーフェイサー1000)を吹いた。

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プロスプレーMk.1

ちなみに自分はサフ吹き専用としてクレオスのプロスプレーMk.1を使用している。プロスプレーシリーズは「エアブラシ」としてはイマイチな性能で、2chのエアブラシスレあたりでは「ゴミ」呼ばわりする人が目立つが、塗料ビンにサフを入れっぱなしにしてサフ専用にしてしまえば面倒な洗浄をする必要がなく、缶サフより入り組んだところに吹きやすいというメリットもある。名前の通り「エアブラシ」ではなく「スプレー」だと思えば結構使えるので、サフ缶のコスト負担や、サフ吹き後のハンドピース洗浄に耐えられない人にはオススメできる。

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一晩乾燥させた後、ガイアカラーのEX-シルバーで全体をベタ塗りしたところ、まるで金属の鋳物みたいな質感になった。

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プロスプレーMk.4

なお、自分はメタリックシルバー、ベースグレー、トップコート(クリアー)の塗装にはプロスプレーMk.4を使っている。Mk.4もMk.1同様に2chでは「ウンコ」呼ばわりされている製品だが、Mk.4はノズル一体型の塗料ビンが交換可能になっていて、これに頻繁に使う色を入れておけば洗浄不要でいつでも使えるメリットがある。難点はノズルが詰まりやすく、2~3分以上使わないときには針金をノズルに刺しておく必要があることだが、エアブラシの洗浄の手間を考えればそれくらいは我慢できる。ほとんど手入れの必要がなく、半年間塗料を入れっぱなしにして放置しておいてもほぼ問題なかった。良く使うベースグレーのベタ塗りやトップコート用には最適だと思う。

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今回使った塗料はこちら。シルバーの上に染料系のクリアカラーを重ねると綺麗なメタリックカラーとなる。最近は原色(マゼンタ、シアン、イエロー)も売られるようになったが、従来のクリアーレッド、クリアーブルー、クリアイエローでも似たようなものだと思う。赤+黄=オレンジ、赤+青=紫、黄+青=緑という具合に発色するので大概の色はこの3色あれば作れる。ちなみに赤+青+黄を全部混ぜるとクリアーブラックになる。

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クリアカラーを調色しながら塗ったらこうなった。0.2mmノズルのエアブラシ(プロコンBOY FWA)でエア圧を低圧にして細吹きした。なお、クリアカラーは塗り重ねるとどんどん色が濃くなるので、塗り過ぎて濃くなったものは修正ができない。気に入らない色合いになったものは「ドボン(溶剤に漬けて塗料を全て剥がすこと)」してやり直したりもした。ステゴサウルスは虹をイメージして、赤橙黄緑青藍紫のグラデーションにしたが、なんとなくやりすぎたような気もする...。

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メタリックカラーのままだと金属光沢が激しくて生物としてありえない色合いだが、スミ入れとウエザリングを施し、目、ツメなどの細部の塗装を施したところソレっぽい仕上がりになった。スミ入れはエナメル塗料を使うのが定石だが、敢えてセットに付属の水性アクリル塗料を使った。ウエザリングも同様にサンドイエローを作ってドライブラシしている。

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個人的にお気に入りのアロサウルス(とティラノサウルス)。アロサウルスはイエローからターコイズブルーのグラデーションにレッドブラウンで縞模様を塗ってみた。腹側のギトギトしたメタリックレッドがアクセントとなって肉食恐竜らしい凶暴な感じが出せたと思う。

なお、台座は付属の塗料を使い、岩石をダークグレーで塗って、地面にはグレーとサンドイエローを混ぜながら自然なムラが出るように筆塗りした。ダークグレーでウォッシングした後、明るめのサンドイエローでドライブラシして仕上げている。

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※画像はメーカーサイトより引用

コンテストの応募は9月5日に締め切られ、15日に結果が発表された。夏休み明けの締め切りとあって、応募総数は前回よりも多かったようだが、なんと、最優秀賞を頂いてしまった! 年少の方の応募も目立ち、カミさんには「オトナ気ない、少しは遠慮しなさい」などと言われてしまったが、作品を評価して貰えるのは大変嬉しいことだ。賞品はフェバリット最高峰の「ティラノサウルス スケルトンモデル」ということで、大変楽しみである。トリケラトプスのスケルトンモデルもスゴいものだったが、ティラノサウルスはそれよりも20cmも長い全長65cmとなっている。ここまでデカいと我が家のコレクションキャビネットには入らないので置き場を考えておかねば。

コメント(4)

すばらしい1 いつもながらのセンスと技能、憧れます。    :    : でも、確かに大人げないかも・・・・
今回は夏休み明けなこともあってお子さんの参加が多いようですが一応大人が参加してもいいコンテストなんですけどね。色設定の決まっているプラモと違って、本当の色が分かっていない恐竜を塗るというのは自由にできてなかなか楽しいですよ。マイナーなカテゴリのようですが、もう少し恐竜模型人口が増えても良いような気もします。タミヤからも恐竜のジオラマプラモが発売されていますが、作ってみたくなってきました。今後もこのコンテストが行われるのかどうか分かりませんが、もう少し子供が大きくなったらにチャレンジさせてみたいですね。
そこいらのガキどもを蹴散らして今回も優勝!! じゃんじゃん蹴散らしてくだされ!!
Papasanまたそんな過激なことを…。もし次回があったとしたら、部門賞かセット賞狙いで、そこいらのガキの一人として息子にやらせようかと思ったりしてますけどね。塗りがアレだったとしても、スミ入れやウェザリングまで指導してやればそれなりに見れる作品になるような気もします。

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このページは、にがが2010年9月16日 01:09に書いたブログ記事です。

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