大昔に買った無線LANのミニPCIカードのテストをしてみた。以前にASUSマザー専用WiFiスロットで使うための「WiFi-B」という製品から抜き取った物だ。いくらで購入したかは忘れたが、安価に無線LANミニPCIカードと外部アンテナが収穫できる良質のジャンクだった。ただ、今時11Mbpsと通信速度が遅いのがネックだが、お子様PCに内蔵させるとしたら十分なクオリティであろう。
ブツは若干サイズが大きいカードだったので上少しを金切りハサミでバキバキ切り取ってノートマザーに装着。マザーはBIBLOのNE4、NE6、NE7でテストしたみた。なぜかNE4/6では認識できなかったが(OSを変えてもダメ)。NE7ではキチンと認識するのでどうやら相性があるらしい。
ドライバーや設定ユーティリティはチップベンダーで入手。ここのRT2400用が使えた。ASUSからも同じドライバが入手可能のようだが、ダウンロードページで検索しないと出てこないのが面倒。
アンテナはノートで使うことを想定して、内蔵アンテナの自作をしているサイトを探して作ってみた。材料はホームセンターで売っていた0.08ミリ厚の銅箔で出来た粘着テープ。雨どいの補修用なんかに使うもので、ガムテープみたいな形状で販売されているものだ。非常に薄いので普通のハサミでもサクサク切れ、銅なので半田のノリは非常に良好。これをミニPCIに半田付けされていたシールド線を切断して付けたのがこれ。あまりにペラペラなのでガムテープで適当に補強している。
自作のアンテナは電波法に触れるとかなんとか言われるらしいので、とりあえず「実験です」とでも言っておこう。つーか、ノート用の内蔵アンテナって正規の商品が売ってないじゃないか。売ってないから仕方なく自作するってのに、電波法も何もあったもんじゃないだろ。それに製品のノートPCに内蔵されているアンテナも同じような作りだから、こんなお粗末な自作アンテナが電波障害を引き起こすとは思えないし。
どーでもいいが、最近ヤフオクでノート用無線LANアンテナを1250円で売っている人がいる。出品画像に怪しいボカシが入っているのだが、これ、自作のアンテナじゃないのかね。ケーブル付属とはいえ、アンテナは薄い銅箔を切ればいくらでも量産できるんだからボロ儲け感が強い。つーか、自作は実験レベルなら許されるだろうが、売ったらヤバイんじゃないのか?まぁ、本当に自作物かどうかは落札して購入してみないと分からないのだが。
実験の結果はご覧の通り。隣の部屋のステーションとの通信状況は非常に良好。アンテナレベルは100%を叩き出している。ということで「実験」は終了とした。